【中学受験】国語が悪すぎ→成績UP!漢字勉強法と語彙力の伸ばし方

小4の息子は残念ながら、国語が結構ひどい状態でした。
学校の読解はそれなりに点を取ってきますが、中学受験レベルになると全く歯が立たず。。。

本人も国語に苦手意識を持ちだしたので、これはなんとかせねば!と母は立ち上がりました。

そうすると徐々に読解も漢字も成績が上がってきていました♪
ついにはZ会の中学受験コースの国語で83点!
なかなかの難問でこの点数、私もガッツポーズしちゃいました^^

ということで、わが家の取り組みをご紹介します。

中学受験を目指す息子、国語の点が悪すぎ → ついに脱却!!<その方法をご紹介>

実はZ会中学受験コースの問題は、3年生の時からお姉ちゃんの使い古したテキストで試していました。
でも毎回30~50点前後、、、お姉ちゃんのほうがまだもう少し点数は取れていましたね。


でも本人が時々「ぼく、国語は苦手だと思う…」と口にするようになってきました。
そういう思いを強く持つとなかなかそこから抜け出すのは難しくなりそうと、国語の成績を上げようといろいろと策を練りました。

ささこ
ささこ

普段話していても言語能力はまだまだだなぁと思うところがあったので、正直やっぱり、、、という感じではありました。

1. とにかく音読!

これは他の記事でも書いていますが、やっぱり音読は効果があります!

私自身も体感しますが、黙読だとどうしてもサーっと流して読んでしまいがち。
でも音読であればそうはいきません。

口を動かして読むので、その文字を嫌でもしっかり意識することになります。
音読中でも大人であればちょっと他のことを考えるといった高度なこともできてしまいますが、小学生にはそこまでできません。
やはり音読すれば目の前に書かれていることを、いやでも認識します。

そうすると本文の内容もよりわかりますし、問題文も解説文も格段に今までよりも理解できるようになってきます

2. 主語、述語を意識する。

主語がない文章というのは結構あります。
そういう時にこの文章の主語はなんなのか、というところを意識することが大切になってきます。

文法がわかっていなければ、文章を読んでも勘違いしてしまうことも全く不思議ではありません。

ささこ
ささこ

問題文の読み間違い、本文の内容に対する勘違いが本当に多いですね。。。


なんとなく感覚で読めているけれど、確信を持って読めていない。
そして感覚で読んでいるから説明はできない、ということが起きてきます。

だから文をきちんと理解するためには、文法力をつける必要があります。

息子の場合は、『主語は、~は、~が、』『述語は、~だ。』のところだよ、と教えてもわかる時もあればわからない時もある…そんな感じでしたが、正直どうしてわからないのか私には謎でした。
そこで数稽古で慣れるしかないと思い、主語述語ばかりを徹底的に特訓する問題集に取り組むことに。

【サイパー 文の組み立て特訓主語・述語専科】

主語・述語専科問題集画像

毎日5ページと決めて進めました。
5ページと言っても単純な繰り返しなので、時間はそれほどかかりません。
毎日取り組むと1週間くらいで終わる量です。

最初は「簡単簡単~♪ぼく主語と述語けっこう得意かも」と楽しそうにやっていました。
難しくなると時々苦戦していましたが、ステップアップ方式なので嫌にならずにレベルアップしていけます。
自信をつけるのにうってつけの問題集だと思いました。

3. 接続語に気を付ける

これも問題本文を読む時に気を付けると、内容の理解がかなり変わってきます。

【逆説】しかし、だが、ところが、でも

【理由の説明】なぜなら、だって、というのは、

【順接:だから】したがって、そのため、そこで、すると

【言い換え】つまり、すなわち、要するに

【選択】もしくは、あるいは、または

【例示】たとえば

【並列】また、および、ならびに、同様に

【添加】そして、そのうえ、さらに、しかも

こういう言葉が出てきたときに、次の話の展開がどうなるのかということを確認をしていくようにすると自然と身についてきました。
読解する上でこれらの言葉の知識は必要不可欠なので、はやめに覚えてしまいたいところです。

4. 指示語の差すものを考える癖づけ

指示語が何を差すのかは国語の問題で避けて通れませんが、これが子供にとってはものすごく難しい!
だからこそ、これも先手必勝!!

本文で指示語が出てきたら、それが何を指しているか考えるようにします。

ささこ
ささこ

音読を聞いているときに「これって何を指してるのかな?」と声をかけると、子ども自身が考えるきっかけになりますよ♪

以上4つご紹介しました。
いろんな問題集に手を出す前に、普段の学習の際にまずはこれらをしっかり意識することで、かなり国語読解の基礎力育成に効果が表れてきます。

中学受験対策で一番こつこつが生きてくる漢字勉強法

国語学習で外せないのが漢字。
本当にこつこつ続けている子が勝つ分野だと思います。

早くから習った漢字を使い始めれば、それだけ普段の学習でも意識する機会が増えるので定着率も違ってきます。

ささこ
ささこ

あとからいくら必死にやっても、数で追いつくのは大変…
もっと早くからコツコツやっておけば良かった!

息子は1年生の時からどんどん進めて、上の学年も先取りして取り組ませていました。
本人も学校のテストは結構できるので自信もあったようです。

でもいざ習ったはずの上の学年に上がった時に、それをほとんど覚えていないことが判明。
かなりがっかりしました。。。

原因は
とにかく初めての漢字を書いてみる → 使い方を何種類か練習 → 一度まとめテストを解く
この進め方にありました。

単純にいうと、きちんと反復練習ができていなかったんです。

一度や二度書いたくらいで、膨大な量の漢字をきちんとマスターなんてできるはずがなかったんですよね。

そこで先取り最優先はやめました。
しっかり反復練習に重きを置くスタイルに切り換えです。

1. 間違えた問題は、必ず一週間以内にもう一度解く。
2. 一か月以内に初めのまとめテストで間違えた問題を全部解く。
3. 間違えていたらまたそれだけ解き直す。
4. 最終的に全問正解になるまで繰り返す。

こうしているといつも間違えてしまう漢字をしっかり意識するようになり、次は絶対に間違えないぞっとなってきました。

これって塾では当たり前に再テストという形で行われていることですが、うちでは徹底できていませんでした…。
だってやっぱり手間がかかりますからね。

でもやったことが全く身についていなくて、まるでやっていないのと同じ結果になるのは悲しすぎます。
少し手間をかけて良い結果が得られるならと、気持ちを入れ替えて私もがんばってみました。

そうすると本当に定着率が違ってきて、本人もそれを実感しているようです。

ささこ
ささこ

面倒くささを乗り越えて、この喜びを味わってみてください!

めちゃくちゃ便利な復習テストのエクセルシートを発見したので、ご紹介しておきますね♪

■しろくまさんのりくつやブログ
https://rikutsuyablog.com/50kanji-test/

無駄なく復習ができるので、ものすごく重宝しています。
無料で提供してくださって本当に感謝です!!

中学受験国語で点数を伸ばすには語彙力をつけることも重要

言葉の吸収がかなり遅い息子。
結構もの知りだと思っていましたが、言葉についてはなかなか苦戦しています。

普段なにげなく使うような、「とりあえずこっちにしておこう」なんてことも、実は理解していなかったりして驚きました。
“こっちにしよう”ということはわかっているんですが、「とりあえず」の意味がわかっていないので、“あとでまた考える”ということが頭にありません。

ささこ
ささこ

あたりまえに通じると思ってたけど…

そこで語彙の強化に励みました。

まずは、小学館の『ことばプリント』深谷式
小学1・2年、3・4年、5・6年と合計3冊に分かれています。

国語辞典から生まれたドリルだそうで、多すぎず取り組みやすく、簡単すぎず難しすぎず、シンプルですが良い問題集です。

その次に四谷大塚が出していることばドリルを使いました。
これはかなり量が多いですが、信頼できる四谷大塚が厳選した言葉が学べるのでがんばって取り組むことに。

『4年生までに覚えておきたい 国語力がアップする ことば1200』(はじめにこっち)
『これだけは押さえておきたい! 中学入試用 国語力がアップすることば1200』

国語力がアップすることば1200問題集画像

正直これで全部身に付くわけではありませんが、いろんな言葉に触れることができます。

それを読解の問題の中で見つけたり、他でも関わっていくことで徐々に自分のものにしていけるのかなというスタンスで取り組んでいます。


実は本当に大事なのは、問題本文や読書している中で知らない言葉が出てきたときにどう対処するかで変わってくると思います。

知識にはどうしても差が出てきますが、いくら語彙力の多い子でも全く知らない言葉がないということはなかなかありません。
ではその時にどうするか、の差で読解力に違いが生まれていくと感じます。

辞書で調べることができる状況にない時、普通はそのまま読み進めるしかありません。
その際におおよその見当をつけながら進められるかどうかで、その話の理解度が変わってくるはずです。

ささこ
ささこ

間違えてもいいんです!

トライ&エラーを繰り返すことで、わからなくても見当をつける力が身についていきます。

これってこういう意味かな?と考えながら進めるのと、わからない言葉を完全に読み飛ばしていくのがクセになってしまうのとでは、その先の読解力に大きな差が出てくると言えるでしょう。

そもそも語彙力は読解力を助けるツールのようなもの。
そう考えると、実際に知らない言葉にぶつかった時の訓練はとても大切です。

まとめ

国語はすべての教科に影響を及ぼすとよく聞きます。
それが全然ダメだととっても焦りますよね。

だから何かしなきゃと、今度はあれもこれもと意気込んでしまいがち。
でも急にたくさんのことに取り組むと負担が大きすぎて、失速。
結局挫折してしまえば、元も子もありません。

まずは基本的なことから押さえていきましょう。
遠回りのように感じるかもしれませんが、習慣づけることで必ず後伸びしてきます!

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