4年生の息子はなんでもてきぱきこなしますが、突っ走るんです。
どの教科もミス連発。
Z会月例テストの算数で間違えたところ5つのうち4つは、ケアレスミスでした。
『問題の読み間違い』
『単純な計算ミス』
『計算後の小数点書き忘れ』
小数点の書き忘れは、4年に上がったばかりでまだ慣れていないのことが大きな原因です。
これはひたすら練習することで、クリアできると思います。(お姉ちゃんの時もこれで成功経験あり)
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あとは、例えば『40÷8+10-12』という計算で途中計算のメモをみると、なぜか『48+10-12』になっていたのでどうしてか確認したら、40÷8のところを合体させて「48」と書いてしまった、とか。。。
なぜ合体するのか意味がわかりませんが、とにかくがっくりと来ました。
ケアレスミスも実力のうちですよね。
すくなくとも試験では、そう判断されるのは間違いありません。
でも親としてはとっても悔しいこの気持ち、わかってもらえるお父さんお母さん、多いのではないでしょうか。
このミスがなければ、ほぼ満点取れてたのに~!!!
と、つい負け惜しみが言いたくなります。
それはさておき、切実になんとかしたい。。。
でもね、以前に担任の先生に相談したときに、ちょっとがっかりするお話を聞きました。
「そういうミスって本人が本当にそれに対して悔しい気持ちとか、これじゃダメだって心の底から気づかないと直らないないんです。
もうこればっかりは周りがいくら言っても本人の気持ちがないとダメなので、その時が来るのを待つしかないんですよね。」
根気よく待つなんて私にできるかしら?
いやできないです~( ゚Д゚)
中学生になってから気づいたって受験に間に合わない!
で、なんとかできないかと少しずつ対策をしています。
中学受験対策に音読は想像以上に効果大!!
音読は良い!とよく聞くので、やった方がいいのかなという認識は多くのみなさんの中であると思います。
ただここでいう音読は、国語教材のような文を音読することだけではありません。
『問題文、解説文を音読する』
これで問題文の読み間違いが、かなり少なくなってきます。
そして、音読といっても学校でやってくるように言われている “大きな声ではっきりと” という読み方はしません。
毎回そうしていると疲れますし、子供も嫌になります。
つぶやく感じでOKです。
極端に言えば、口を動かすだけでも大丈夫。
お姉ちゃんには試験中も音読するように言ってますが、さすがに声は出せないですからね。
息子は読んでいる途中で「あ!そうか!あぶなかったー、間違えるところだった!!」と、いつも間違えるところで本人が気が付くようになりました。
こんなちょっとしたことで?と思いますよね。
でも習慣になるまでは結構めんどくさく感じるので、みんなしていないんじゃないでしょうか。
実際にやってみると劇的に効果が出てきます。
難しいのは、それをいつも当たり前のようにできるまで習慣づけること。
つい私も声掛けを忘れてしまって…そうすると全然音読していなかったりで、
親の根気はいりますね。
あと、答え合わせの時に解説も音読することで、理解度が全然違ってきます。
息子は答えの正誤だけしか見ていません!
解説なんて、正解していたら読むものじゃないと思っているんですね。
でもしばらく目を光らせて、すべての解説も音読させています。
苦手な国語の読解問題の答え合わせには、特に有効だと感じています。
国語は、『どうしてその答えが正しいのか』しっかりと解説を読んで理解しないと、その後もできるようになりません。
だから音読をするという習慣で、読解力もあげていきましょう。
中学受験では大きな差が出る!!計算ミスをなくす方法
受験では、たった一つの計算ミスが合否を分けることがあります。
そんな悔しい思いは、できる限りしたくないですね。
【ミスの主な原因】
・文字の汚さによる読み間違い
・計算の過程を書いていない
・計算を簡単にする工夫を使っていない
・検算していない
対策法を見ていきましょう。
文字の汚さによる読み間違い
本当によく目の当たりにします。
特に用紙の端っこにちゃちゃっと書いたひっ算。
雑に書いているせいでまんまと違う数字にすり替わっていたり、ひっ算の縦の列がずれてしまっていたり…
『0』と『6』を見間違えるとかですね。
これは絶対に放置してちゃもったいない!
計算がわからないならまだしも、数字の読み間違いなんてきちんと書く習慣でかなり解決できる問題です。
計算だけでなく、他の解答もきちんと書いていないことで点を落とす可能性があるので、普段からていねいに書くように声掛けをしましょう。
計算の過程を書いていない
これもうちの子はかなりやらかします。
答えしか書いていないので、解答を写したと疑うほど。
頭の中で暗算してしまっていたり、そこらへんにひっ算が残っていたりしますが、書いている場所があちこち飛んでいるので確認も大変。
絶対に見直ししてないのが丸わかり…
見直しすることも大切なのはもちろん、常に計算の過程を意識せずにひらめきで行っていると、自分の中にしっかりと知識が蓄積されていきません。
計算過程をきちんと書くことも、口を酸っぱくして習慣づける必要がありそうです。
息子は何度言ってもはじめの頃答えだけを書いたものを見せてきましたが、書いてこないと正解にならないと言い続けていると(時には泣いていましたが)、かなり習慣になってきました。
そして間違えた時は自分の書いた計算式を見直すくせも付けていくと、効率よく見直しができるようになってきます。
計算を簡単にする工夫を使っていない
たとえば下のような問題は、どう計算しますか?
1234567-999999=□
普通に計算するとかなりめんどくさいですが、これを簡単に計算する手順は
1. 『999999』に1を足して『1000000』にする
2. 1234567-1000000+1=□ という式に置き換える
3. 234567+1=234568
大人なら当たり前にやっているような計算の工夫を、子どもはまだ知りません。
勘がよければ自然にやっていることもありますが、まずはきちんと教えてあげないと結構みんな素直に計算しています。
それをいつも活用できるように練習することも大切。
時々この式はどう計算したのか、確認してみたほうが良いですね。
東京出版『中学入試 計算名人免許皆伝』にはこんな感じの計算の工夫が、ぎっしりと載っています。
一度に全部となると大変ですが、習った単元ごとに使えそうなコツがないかチェックして、少しずつ身に付けて行くのが良いと思います。
そうすれば、気が付い時には他の子にしっかり差をつけられているはず。
検算していない
検算はたしかにめんどくさいです。
でも、これも習慣化してしまうと逆にやらないと気持ち悪い、ぐらいになります。
検算して本当に間違いが見つかると、やった方がいいことに気が付いたみたい♪
検算は大きく分けて二つ。
・単純に計算の答えがあっているかを確かめる
・文章題の答えが問題の内容にあっているかを確認する
計算の答えを確かめる
この時もう一度同じ計算をして確かめる子がいますが、これは検算とは言いません。
たとえば、
『520-433=87』 という問題の場合、
→『87+433=520』 と計算することが検算です。
足し算とかけ算は簡単!
引き算と割り算の計算のあとには、すぐに足し算・掛け算の検算をしてしまうのがおすすめ
検算の方法は結構たくさんありますが、まずはここから習慣化してみましょう。
文章題の答えが問題の内容にあっているかを確認する
たとえば次のような問題。
お兄さんは弟のじゅん君より6こ多くクッキーを持っています。お母さんには合計20個のクッキーをもらいました。じゅん君の持っているクッキーはいくつですか?
『(20-6)÷2=7』 という計算になり、じゅん君は7個のクッキーを持っているという答えが出ます。
その答えがあっているのかどうかを確認するわけですね。
〇じゅん君:7個
〇兄:7個+6個で、合計13個
7+13=20
これで答えがあっていたことがわかります。
こういう確認をできるようになることで、簡単な問題をちょっとしたミスで落とすことが少なくなります。
まとめ
ついミスが多いとなんとかしないと焦って、あれもこれもとにかく対策をしたくなっちゃいますよね。私もそうでした。
でも的外れな対策をしていたり、いろいろやりすぎることで、本当に子どもがその対策をしっかりやっているのか確認するのも大変になってきてしまいます。
子どもにあれやってこれやってって言っただけで対策したつもりになってたけど、
ふたを開ければ全然ちゃんとできてなくてショックでした…
まずは自分の子がどういう間違いをしているのかを分析し、ひとつずつ手を打っていきましょう。
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